アドベント

2年前に書いた記事を再掲載します。

 

<アドベント>

今週からアドベントですね。町にはクリスマスの飾りが一気に増えました。日本ならケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースもサンタクロースの衣装を身にまとい始めるころでしょうか。 

 アドベントは日本語では、「待降節(たいこうせつ)」とか「降臨節(こうりんせつ)」といいます。もともとラテン語で「到来」を意味します。この時期、私達はイエス・キリストの2つの到来を覚えるのです。

 

 1つ目の到来は、2000年前のイエス・キリストの誕生。神が人としてわたしたちの間に宿ってくださいました。しかも飼い葉桶の中の乳飲み子として。神はどんなときもわたし達と共にいてくださる!それが初めのクリスマスから私たちに与えられているGood Newsですよね。

 

 2つ目の到来は、将来イエス・キリストはもう一度来られるという聖書の約束です。その時イエス・キリストは幼子としてではなく、王の王、主の主として来られます。「主は再び来られる!」この希望こそが、わたしたちの信仰生活の原動力です。

 

 第二次世界大戦中にヒットラーの下で死刑にされた牧師ボンヘッファーが獄中から婚約者へ宛てた言葉:

 

「独房というのもアドベントの風景としては悪いものではない人はそこで待ち、望み、自由への扉を外側から開けてもらうことに完全に頼りきるから。」 

 主の2度の到来の中間に生きているわたしたち。後ろ(過去)を顧み、お祝いすることによって、前(将来)にある確かな約束を覚え、待ち望むことができますように。

 

 平安がありますように。

 

Satoru Nakanishi 

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